本樂寺縁起
「本樂寺」は新潟市南区庄瀬に所在する法華宗のお寺です。茅葺屋根の山門が特徴です。
法華宗総本山「本成寺」(新潟県三条市)から信濃川沿岸を車で15分で来られます。
当寺の設立年代は不詳で、元は蒲原郡大別当村(現新潟市南区大別当)に所在し、後に庄瀬村(現在地)へ移転したものと伝えられている。
古くは真言宗であったが、応永年間(1394~1427)頃に、時の住職が一乗坊日信の教化によって改宗し、その名を智光院日見と改めたことから、日信を開基、日見を開山とする。
二代安楽坊日門以後およそ百七十年間、無住空白の時期があり、慶長年間(1596~1614)に立正坊日誦がこれを再興し、以降三世中興開山とされる。
創建以来、檀中のほとんどが農民層を占め、その中でも庄屋檀中が五戸、川又(庄瀬)・山田(井戸場)両家等の大地主有力檀中を中心に僧俗和合して寺門の丹精にあたり、山門、本堂、番神堂、鐘楼堂が整備、維持されて現在に至る。
平成6年(1994)に庫裏の新築が成された。